PRK Firmware で meishi2 を動かす
前回、meishi2 を QMK Firmware で動かすことができたので、今度は PRK Firmware で動かしてみました。
用意したもの
SparkFun Pro Micro RP2040
PRK Firmware は PicoRuby で作られています。
https://github.com/picoruby/prk_firmware#boards を参考に、PicoRuby が動作することが確認されている Pro Micro を用意しました。
コンスルー
前回つくった Pro Micro と差し替えられるようにコンスルーを使います。
RP2040 と一緒に 背の低いコンスルー 12ピン を買いました。
手順
はんだづけ
Pro Micro にコンスルーをはんだ付けします。
コンスルーには向きがあるので注意です。
セットアップ
PRK Firmware の README に従ってすすめます。
2つ方法がありますが、私は 1. Using a release binary の方法で行いました。
1. PRK Firmware のバイナリをダウンロードする
Releases より最新版をダウンロードします。
2021-10-02 時点の最新版 prk_firmware-0.9.4-20210924-e3a33ae.uf2.zip
をダウンロードしました。
2. zip を解凍する
手順 1 の zip ファイルを解凍すると prk_firmware-0.9.4-20210924-e3a33ae.uf2
ができます。
3. meishi2 を PC に接続する
meishi2 に差した Pro Micro に USB-C のケーブルを接続しておきます。
そして Pro Micro の boot ボタンを押しながらケーブルを PC に接続します。
(boot ボタンは USB-C を上にして置いたときに 左下のボタンです。参考)
すると RPI-RPS
というドライブがマウントされます。
4. uf2
ファイルを RPI-RPS
ドライブにコピーする
手順 2 で解凍した prk_firmware-0.9.4-20210924-e3a33ae.uf2
を手順 3 でマウントされた RPI-RPS
にドラッグ&ドロップします。
すると RPKFirmware
というマスストレージドライブがマウントされるようになります。
5. keymap.rb をコピーする
@hasumikin さんが公開してくれている meishi2 のキーマップ をローカルに clone します。
その中にある keymap.rb
というファイルを手順 4 でマウントされた RPKFirmware
にドラッグ&ドロップでコピーします。
これで完成です!
4つのキーは以下の動きをするようになります。(左から)
- フィボナッチ数列の数値を出力する
- パスワード文字列を生成する
- Enterキー
- Spaceキー
自分のキー配列を設定するときは、keymap.rb
を編集して手順 5 をするだけでいけそうです。
感想
QMK Firmware ではファームウェアのビルド環境を準備したり、コマンドを叩いてビルドしたりという手順が必要でしたが、 PRK Firmware はドラッグ&ドロップするだけで動く環境がつくれてとても便利でした。すごい。
あと、今回はんだづけは24箇所だけでもの足りなかったので、もっとやりたいです。
次回
いよいよキーボードを組み立てていきたいです。いまは最初につくるキーボードをどれにするか悩み中です。